はっちゃん、ちょっと聞いてええ?
AIに「紫の髪にして」って頼んだらな、毎回違う紫が出るねん。
まあ、そうだな。
ひどい時はピンクやねん。
それはもう紫じゃねーよ。
なんでやねん?
AIは色を理解しているようで、実はそうでもないからかな。
ほう?
実はAIは基本的に「#ffffff」「RGB(255,255,255)」みたいな色コードでは考えてない。
え?ほな何見てるん?
学習データに入っていた大量の「それっぽい色」の画像から傾向を覚えてるんだ。
えらいザックリなんやね。
「purple = #800080」みたいに覚えるんじゃなくて、purple hairって言われたら「この辺の色の髪が出やすい」という確率で覚えてる。
さらにややこしいのが、AIは色単体じゃなく「状況込み」で覚えてる。
例えば「sunset」が入ると、夕焼けの画像が大量に学習されてるから全体がオレンジ寄りになる。
ほな紫言うてるのに茶色になることあるん?
夕焼けを優先した結果、そうなることも・・・まああるかな。
だから実際には「purple hair」だけじゃなく「purple hair」「neutral lighting」みたいに、光源も制御した方が安定する。
なるほどなー。それってざっくりやったら「桜色」とかでいけそうやけど、正確に色伝えられへんやん。
そうだな。AIの中では「pink hair = この辺一帯」みたいな感じで認識してるからな。
人間が「ピンク色の車描いて」って言われるのと似たようなもんだ。
ほな結局、完全に再現は無理っちゅーことかいな?
いや、それがそうでもない。
言葉で完全再現が難しいだけであって、見本を用意すれば、その色にかなり近づけることは出来るんだ。
言葉で説明するより、画像を渡して「この紫にして」と伝える方が手っ取り早いって話。
なるほどなー。
AIに「ええ感じの紫」言うてもアカン訳や。
それはかなり危険だな。というか「ええ感じの紫」ってどんな色だよ。
ちなみにやー、言葉で完全再現が難しいだけー、言うてたやんか。
どないしたら言葉だけで狙った色に近づけられるん?
出来んことはないっちゅー話やろ?
その話になると長くなるからまた次回だな。